12月20日 〜 ブロッコリー 〜
ブロッコリーは、キャベツと同様で地中海原産のケールが祖先。
イタリアで改良され、日本には明治時代に渡来しました。
霜が降りる11月から3月にかけて、甘みがのって美味しくなる時期です。
小さな蕾が集まった可愛らしい形と鮮やかな緑は、食卓に彩りを与えてくれます。
最近は、ブロッコリーの新芽「ブロッコリースプラウト」も注目を浴び、一時スーパーなどで品薄状態になるという社会現象が起きました。
ブロッコリーには、様々な栄養成分が豊富に含まれています。
特に注目すべきはビタミンCで、100g中120mgと群を抜いて豊富な含有量です。
コラーゲンの生成に働きかけ、肌荒れやシミを防いで美肌造りに有効に作用してくれます。
また、免疫力を高めて風邪などのウイルスから守ってくれる効果も期待できます。
その他、β-カロテン、ビタミンB群、ビタミンEなど多種類のビタミン、葉酸やカリウム、カルシウム、鉄など… そして、抗がん性物質であるスルフォラファン、胃潰瘍の予防効果が期待できるビタミンU、認知症予防や抗アレルギー作用で注目されているα-リノレン酸など、数々の機能性成分による効果も確認されています。
購入する際は、緑色が濃く茎に空洞のないものを選びましょう。紫色がかった花蕾は、寒さにあたって甘みを蓄えている証なのでオススメです。また、蕾の粒が細かい方が良品です。
日が経つと、蕾が開いて栄養素も減少してくるので、なるべく早く食べるようにします。
今回は、ニンニクとショウガを風味づけに使ったあんかけをご紹介します。
ブロッコリーの鮮やかな緑とエビの赤、キクラゲの黒のコントラストが、目にもおいしい一皿です。
エビとブロッコリーの香味あんかけ
■材料(3〜4人分)
エビ 10尾
ブロッコリー 1本
きくらげ 5g
ニンニク 1かけ
ショウガ 1かけ
水 200cc
鶏ガラスープの素 大さじ1
塩コショウ 適量
サラダ油 適量
★片栗粉 小さじ2
★水 大さじ1
■作り方
(1) エビは殻をむいて背ワタをとる。
ブロッコリーは子株にわけて硬めに塩茹でする。
きくらげは水で戻して食べやすい大きさにする。
(2) フライパンにサラダ油をひいて火にかけ、みじん切りにしたニンニク、
ショウガを香りがたつまで炒める。
(3) エビをサッと炒めて取り出す。
(4) (3)で使ったフライパンに、水と鶏ガラスープの素を入れて火にかける。
煮立ったら塩コショウで味をととのえ、エビ、ブロッコリー、きくらげを入れる。
(5) 再び煮立ったら火を止める。
★を合わせた水溶き片栗粉を加え、混ぜ合わせて火をつける。
とろみがついたら完成♪