3月〜 キャベツ 〜
キャベツの原種は、古代ケルト人が栽培していた野生種のケールです。
葉が発達して結球したものが、キャベツとなりました。
ビタミンCの含有量が多く、淡色野菜ではトップクラス。
2枚の葉で1日分のビタミンCがとれます。
コラーゲンを生成する働きや抗酸化作用などがあり、わたしたちの体に重要な働きをしてくれます。
そして、キャベツが持つ成分で注目されるのが、ビタミンU。たんぱく質を合成する作用があるアミノ酸の一種で、胃酸の分泌を抑え、傷ついた粘膜や肝臓の機能回復に効果があるとされています。
保存する際には、芯の部分から傷むので芯をくり抜き、濡らしたキッチンペーパーを詰めます。ポリ袋に入れて野菜室に保存すると、鮮度がいい状態で長持ちするのでオススメです。
この時期、春キャベツが美味しい季節。
柔らかい葉は、生食でいただくサラダや浅漬けなどに向いています。
今回は、火を通したレシピをご紹介します。
水に流れ出てしまうビタミンCをまるごといただける食べ方のご提案です。
コツは、キャベツをサッと煮る事。火を通しすぎないのが、春キャベツをおいしくいただくポイントです。
海のおダシのキャベツ煮
≪ 材料:4人分 ≫
キャベツ 1/2個
アサリ 250g
水 2カップ
糸昆布 4g
しょう油 大さじ2
しょうがすりおろし 適量(お好みで)
≪作り方≫
(1)アサリは塩抜きしたら殻と殻をこすり合わせて洗う。
(2)キャベツはざく切りにする。
(3)鍋に水、糸昆布を入れて中火にかけ、アサリを加える。
アサリの殻が開いたら、アサリを一度取り出す。
(4)キャベツを加えて中火でサッと煮て、しょう油を加える。
(5)アサリを戻し入れ、あたたまったら完成♪