3月21日 〜 ふきのとう 〜
雪国秋田にも、ようやく春がやってきました。
雪解けとともに地面に顔を出し始める「ふきのとう」
春の訪れを告げてくれる使者であり、秋田県の県花になっています。
春は、苦みがある食材が多く出回ります。
ふきのとうは、独特の香りとほろ苦さが特徴。
この苦味は新陳代謝を良くする働きがあると考えられており、冬の間、体内に溜めこんだものを排出するのに一役かってくれています。
つぼみがまだ硬く、花芽の周りに何重にも重なった葉がキュッと締まっているものを選びましょう。大きくなったものは苦みが強すぎるので、小ぶりのものがオススメです。
保存する時は、乾燥しないようポリ袋に入れて冷蔵庫へ。なるべく早く食べるようにします。
秋田県では「ばっけ」と呼ばれ、ふきのとう味噌が定番ですが、天ぷらやおひたしなどでもおいしく召し上がれます。
今回は、溶けるチーズを載せてカリッと焼きあげた一品をご紹介します。
ばっけ味噌のチーズ焼き
■材料(3〜4人分)
ふきのとう 15個
塩 小さじ1
味噌 大さじ3
砂糖 大さじ2
みりん 小さじ1
溶けるチーズ 50g
■作り方
(1) 鍋にお湯を沸かし、沸騰したら塩を入れてふきのとうを2分程茹でる。
(2) ザルにあげたら水を張ったボウルに入れ、1時間ほどアク抜きをする。
途中3回位水を交換する。
(3) ふきのとうを絞って水気をきり、粗みじん切りにする。
(4) フライパンに味噌、砂糖、みりんを入れ、弱火で練る。
(5) (4)に(3)を加えて全体に絡める。
(6) 耐熱容器に入れて溶けるチーズをのせ、オーブントースターで10分程焼き、
焦げ目がついたら完成。