9月〜ナス〜
「ナス紺」という色がある位、鮮やかで美しい色をしたナス。
この色は、ポリフェノールの一種でアントシアニン系の色素成分である「ナスニン」によるものです。
活性酸素を除去してくれる抗酸化力が強く、生活習慣病の予防や改善に効果を発揮してくれます。
ナスニンの恩恵を受けたいなら、皮ごといただくのがオススメです。
油と相性がいいので、揚げたり炒めたりする事でおいしくいただけます。
ナス自体はとても淡泊な味なので、どんな料理にもバッチリ!
煮る、焼く、蒸す、炒めるなど調理法も選びません。
味噌との相性が良いので、田楽や味噌炒めなど。
トマトソースと煮込むのもよし。ホワイトソースでグラタンもよし。
溶けるチーズをかけてチーズ焼きもおいしいし、カレーの具材にしても・・・
こう考えると、ナスというのは万能な食材ですよね。
たくさん出回る夏から秋にかけて、積極的にお料理に使いましょう。
それにしても、色々なナスがありますね。
小ナスから丸ナス、長なすや米ナス。
色も紺だけでなく、緑や白、ピンクなど。
現在、国内だけでも200以上の品種があるんだそうです。
8世紀頃に中国から伝来し,古くから食べられているなじみのある食材なので、日本人がナス好きなのも頷けます。
秋田県には、江戸時代から栽培されている「関口ナス」という伝統野菜があります。
湯沢市関口地区で栽培されており、ヘタの境目がくっきり白いのが特徴です。
食感が良く実が締まっていて甘いので、漬け物にしたら最高!!
地元では、自家製のナス漬けが食卓の定番です。
代々受け継がれ育てられてきた「関口ナス」
食文化も含め、これから先も大切に伝えていきたいものです。