12月20日 〜ねぎ〜
冬になると、グッと甘みが増すねぎ。
鍋料理の食材として、この時期大活躍です。
薬味としての需要も多く、1年を通してわたしたちの食卓になじみある野菜の1つとなっています。
食文化の違いから、関東は白い部分を食べる根深ねぎ(長ねぎ)、関西は緑の部分を食べる青ねぎ(葉ねぎ)が主流です。
秋田に住むわたしは、「ねぎ」と言えば根深ねぎ。緑と白のコントラストがはっきりしたボディですが、緑の部分、白い部分ともに葉っぱです。
栽培の際、土をかけて光をさえぎる事で白く育ち、成長に合わせてどんどん土をよせていく事で、2色のきれいなねぎとなります。
緑の部分は、β-カロテン、ビタミンC、カリウムが多く、白い部分は、硫化アリルが豊富です。
硫化アリルとは、ネギ類独特の香り成分。ビタミンB1の吸収を助け、血行促進、疲労回復、殺菌などの効果があると考えられています。
今回ご紹介するのは、トマト入りのすき焼き。脇役のねぎが美味しくたくさん食べられるレシピです。
長ねぎがおいしいトマトすき焼き
■材料(2〜3人分)
≪すき焼きの材料≫
牛肉 300g(肩ロース・モモなどお好みで)
長ねぎ 2本
トマト 2個
せり 1束
エリンギ 1パック
焼き豆腐 1/2丁
≪割り下の材料≫
水 100cc
だし昆布 2〜3cm
しょう油 75cc
みりん 50cc
砂糖 大さじ1
★酒 大さじ1
■作り方
≪割り下を作る≫
1.鍋に水とだし昆布を入れて30分程つけておく。
2.鍋を中火で熱し、沸騰直前に火を止めてだし昆布を取り出す。
3.砂糖を入れて溶かし、残りの材料を全て加えて混ぜ合わせる。
食べやすい大きさに切った材料を割り下で煮て、火が通ったものから食べる。