10月20日 〜サトイモ〜
古くからから日本で食されているサトイモ。
日本への渡来は、稲作が始まった縄文時代後期より更に古いのだとか。
山に自生するやまのいもに対し、里で栽培されることから、この名がついたと言われています。
サトイモとして食している部分は、土の中に埋まっているため根と思われがちですが、地下の茎が肥大した塊茎と呼ばれるものです。
株の中心に親芋を作り、親芋の周りに子芋、更にその周りに孫芋が付くという形状から、子孫繁栄を願っておせち料理にも使われています。
独特のヌメリは、水溶性食物繊維の一種であるムチン、ガラクタンという成分です。胃粘膜を保護して胃腸の機能を促進する働きがあると考えられています。
泥付きで乾燥していないもの、実が硬くて傷や変色がないもの、細長いものより丸いものを選びましょう。
土を洗い落してしまうと、乾燥しやすくなり品質の低下につながるので、そのまま新聞紙に包んで常温で保存してください。
今回ご紹介するレシピは、寒くなるこれからの時期にオススメのお料理です。
外側のカリっとした食感と中身のねっとりした口あたりが楽しめます。
サトイモの鶏挽き肉あん
■材料(2人分)
サトイモ 6個
鶏挽き肉 100g
貝割れ大根 少々
片栗粉(ころも用) 大さじ1
〃 (あんかけ用) 大さじ1
揚げ油 適量
★出汁 200cc
★しょう油 小さじ1
★みりん 大さじ1
★酒 大さじ1
★塩 少々
★しょうがしぼり汁 小さじ1
■作り方
(1) サトイモを耐熱皿に入れてラップをかけ、竹串が通る程度まで加熱する。
(2) 皮を剥いてビニール袋に入れ、片栗粉を加えて全部にまぶす。
(3) 揚げ油を熱し、こんがり揚げる。
(4) 鍋で鶏挽き肉を炒め、肉の色が変わったら★を加える。
(5) 煮立ったら火をとめ、大さじ2の水で溶いた片栗粉を加えて混ぜ合わせる。
再度加熱し、グツグツしたら火をとめる。
(6) 器にサトイモ3個を盛り付け、(5)を半量かけて貝割れ大根を添える。