7月20日 〜とうもろこし〜
米、麦とともに世界三大穀物の一つに数えられているとうもろこし。
7月から8月の旬の時期には、夏の味覚として食卓に並びます。
缶詰や冷凍食品などでは一年を通して食されており、子どもから大人まで幅広い世代に親しまれている食材です。
栄養成分としては、糖質、中でもデンプンが主体です。
実の根元にある胚芽の部分には、ビタミンB1、B2、Eや、カリウム、亜鉛、鉄などのミネラルが豊富に含まれています。
また、たんぱく質を構成するアミノ酸には、疲労回復に効果が期待できるアスパラギン酸や、脳の活性化に良いとされるグルタミン酸、免疫機能の向上に効果を発揮してくれるアラニンが含まれています。
そして、ひげの部分を日干ししたものは「南蛮毛」と呼ばれ、漢方の生薬としてむくみ解消に使われています。とうもろこしを手に入れた際には、是非「とうもろこしのひげ茶」を作って飲んでみてください。
ひげを2〜3日ほど日干しし、鍋に入れて30分ほど煎じると出来上がり。ほんのりととうもろこしの甘みがあるやさしい美味しさのお茶です。
購入する際にチェックしていただきたいのは「ひげ」
茶褐色のものは、しっかり熟していて甘みがのっています。
また、ふさふさしたものは、実の数が多い証拠…実は、ひげの1本1本が粒の1つ1つにつながっているので、粒の数がわかる目安となるのです。
今回は、とうもろこしのやさしい甘さを味わえる炊き込みご飯をご紹介します。
とうもろこしご飯
■材料(4人分)
お米 2合
とうもろこし 1本
★酒 大さじ1
★塩 小さじ1
■作り方
(1).とうもろこしの皮をむいて半分に切る。まな板の上に1本ずつ立て、実の部分を包丁でそぎ取る。
(2).お米を研いで普通に水加減し、酒、塩を混ぜ合わせたら (1) の実と芯を入れて炊く。
(3).炊き上がったら芯を取り出し、器に盛り付けて完成。