春 |
3月20日頃 |
塩水選 |
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種子を塩水に入れ、良い種子を選ぶ作業です。
沈む種子は重く実がしっかりした良い種子です。 |
浸種 |
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塩水選した種子を良く洗い浸種します。2日に一度水を取り替えます。 |
4月1日頃 |
土つめ |
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育苗箱に土を詰めます。(4300枚くらいです。) |
4月7日頃 |
発芽 |
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浸種していた種を37度くらいに設定されたさい芽機に入れ発芽させます。 |
4月10日頃 |
播種 |
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土を詰めた育苗箱に発芽した種を播きます。
播種後、一週間くらいで芽が出はじめ、10日くらいで芽が揃います。
芽が出てからはほぼ毎日水かけがあり、寒さに弱いため、田植えが終わるまで日中は何があっても1時間と離れられません。 |
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4月20日頃 |
田起こし |
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有機肥料(米ぬか肥料)を散布し、トラクターで耕起します。
田んぼが乾いていないと耕起できないので天気との戦いです。
1枚の田んぼに約2時間半から3時間かかるので×12で最低30時間かかる計算。天気が続かない場合は夜通しやることになります。 |
5月1日頃 |
代かき |
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田んぼに水を入れ、平らにする作業です。
一度、粗代といってざっと機械で平らにし、その後、本代かきをします。全部仕上げるまでに農家によって差がありますが、我家では8日くらいです。 |
5月10日 |
田植え |
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『そくじょう』と言って我家では田植えと同時に植えた苗の株元に肥料を置いていく方法をとっています。
初期成育を助けるのに最も適している方法です。
10日に田植えを始めるのは昔からの父のこだわりで、天気が悪かったり前後に大安があれば1日2日の変更はあります。
1日2枚の田んぼを仕上げていく計算なのでおよそ6日間。でも、ちょっとしたトラブルはつきもので7日かかる事もしばしばです。 |
5月20日頃 |
補植 |
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田植え後、苗が植えられてない所に手で植えて補う作業です。
出来るだけ早くしないと生育に差が出てしまいます。 |
草刈り |
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田んぼの周りの草を機械で刈る作業です。全部まわるのに1週間くらい。
稲刈りが終わるまでに4回この作業が行われます。草があまり伸びてしまうと、それが原因で稲に病気がつく場合もあります。 |
5月25日頃 |
除草剤散布 |
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減農薬米は、初期に1度しか除草剤の使用が許可されていません。
無農薬や自然米はこの1回も許可されず、一方、一般米は制限はありません。 |
夏 |
6月1日頃 |
草取り |
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田んぼの中の草をとる作業。広大な場所を一歩一歩歩きながらの作業なので先が見えません。2週間くらいはかかっています。 |
7月1日頃 |
溝切り |
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排水をよくするために溝を切り、水の流れ出る道をつくる作業です。
溝切り後、田んぼを乾かします。 |
8月1日頃 |
花が咲く頃 |
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花水と言って、乾いた田んぼに一気に水を流し込みます。このタイミングが実の着き具合に影響します。 |
秋 |
9月20日頃 |
稲刈り |
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その年によって稲刈りの時期は違いますが、普通は20日頃です。
一日1枚刈り取りして、刈るだけで12日間。ただ、その間、乾燥や籾摺り・出荷を同時進行させるので20日くらいかかっています。 |
10月 |
籾摺り・米出荷 |
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11月 |
明渠・暗渠 |
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排水を良くし、来年の田んぼが良い条件で稲を育てられるように作戦を練ります。 |
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冬 |
12月 |
冬支度 |
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トラクター等、冬期間使わない機械のバッテリーをはずしたり小屋の中や周りを整理します。 |
1月・2月 |
確定申告 |
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確定申告をしながら、1年間の収支決済をし、反省や来年度に向けて計画を立てます。 |